『西洋中世文化事典』特設ページ

学会情報

ご挨拶

2024年12月、3年半にわたる編集作業の末、西洋中世学会編『西洋中世文化事典』が丸善出版より刊行されました。500年から1500年までのヨーロッパ半島で花開いた多様な文化を、全16章合計296項目で、総勢200人を超える専門家が執筆した、世界でも類例のない文化事典です。巻頭や巻末の地図や参考文献のほか、文章とともに多数の図版も、このクリスマスカラーの箱の中に収録されています。

刊行母体となった西洋中世学会は、2009年4月に正式に発足した学術団体です。毎年6月に大会を開催し、12月に学会誌を定期刊行することで、明治以来の歴史ある本邦の西洋中世研究を推進してきました。会員は、大学研究者のみならず、学生、中等教育教員、出版社、愛好者など、さまざまな方から構成されています。近年ではその活動も、アカデミア内にとどまることなく、中等・高等教育、映画や小説、マンガやアニメ、ゲームなどとの関連も、とりわけ若手セミナーでの活動を通じて積極的に探るようになってきました。

『西洋中世文化事典』は、こうした学会活動の今を反映しているのが『西洋中世文化事典』です。この特設ページは、この事典に関連するさまざまなイベントや情報のプラットホームとして機能します。事典とともに、西洋中世を楽しんでいただければ幸いです。

2024年12月 『西洋中世文化事典』編集委員長 小澤 実

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