書物史関連のワークショップ等のご案内

西洋中世学ニュース

この度、英国書誌学会副会長 Edward Potten氏を招聘し、下記の要領でワークショップとセミナーを開催します。慶應義塾図書館のスペシャルコレクションに触れながら専門家から学ぶことのできる貴重な機会です。ふるってご参加ください。

1. 書物史ワークショップ ‘Copy Specific Features in Western Books’

日時:2024年3月5日(火)あるいは3月6日(水)9:30〜11:00頃
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 三田メディアセンター5階・貴重書室
ゲスト講師:Edward Potten氏(Vice-President, The Bibliographical Society <https://bibsoc.org.uk/>
主たる対象:大学院生、ポスドク、若手研究者
参加登録:無料、事前申し込み必要: https://forms.gle/mCbpZmRMjmhutm2R7(3月1日〆切。ただし各回先着6名に達し次第〆切ます)

書物は印刷本であっても個々の本にそれぞれの歴史があります。本ワークショップでは個々の印刷本に刻み込まれた歴史の痕跡を来歴や製本などから読み解く方法や、いわゆる ‘copy spefic features(information)’ について、慶應義塾図書館が所蔵する西洋初期刊本を用いながら学びます。なお参加される場合は事前に下記をお読みください。
・徳永聡子「インキュナブラ研究とcopy-specific information」『人文情報学月報』63【前編】
https://www.dhii.jp/DHM/dhm63-1

2. History of the Book Seminar

開催日時:2024年3月7日(木)15:00-16:30(14:45開場)
会場:慶應義塾大学三田キャンパス 三田メディアセンター5階 研修室 
ゲスト講師 Edward Potten (Vice-President, The Bibliographical Society )
題目: ‘Dating Undated Prints of the Fifteenth Century: Paper as a Bibliographical Tool’
対象:書物の歴史研究に関わりのある方、関心を持っている大学院生・研究者
参加登録:無料、事前申し込み必要。先着25名程度。3月3日(日)迄に、https://forms.gle/9k5KgG1U5dq7fdcN9 からお申し込みください(募集人数に達しましたら募集を締め切ります)

書物のマテリアリティを考える上で重要な「紙 / Paper」にフォーカスを当て、研究の手法や動向について講演いただきます。歴史的な史料にも触れながら、紙の調査方法について学ぶ機会とする予定です。

セミナーサイト:https://sites.google.com/keio.jp/202403kbhs/

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