1400年代初頭のキプロス島における宗教音楽コンサート

西洋中世学ニュース

Lilium Orientalis: 東地中海に咲く百合

 1192年から1489年までリュジニャン王家によって支配されたキプロス島では、地中海の東端に位置しながらヨーロッパ文化、特にフランス文化が栄えていた。特にその文化活動が盛んになった15世紀初頭のこの島の音楽を伝えるのがTorino J.II.9という写本である。歌と当時の楽器を用いながら、この写本に含まれるミサ曲コレクション、及び当時の王妃とともに作曲家としてキプロス島へ移り、最新の音楽を伝えたジレ・ヴリュの作品を扱い、当時キプロス島にもたらされ、そして醸成された中世末期のキプロス島における宗教音楽環境の再構築を試みる。

http://www.kitabunka.or.jp/kitaku_info/event/index/detail/event/20110704002

-Program-
Anonymous:Et in terra – Patrem omnipotentem
(Torino J.II.9, f.29v, f.30v)
Silet Velut:Et in terra – Patrem omnipotentem
(Bologna Q15, f.110v, f.111v)
Anonymous: Et in terra – Patrem omnipotentem
(Torino J.II.9, f.37v, f.38v)
Gilet Velut: Benedicta viscera / Ave mater gracie / Ora pro nobis alleluya
(Oxford Bodleian 213, f.102v)

日時:
2011年11月3日(祝・木)
15:00 開演 (14:30 開場)

会場:北とぴあ つつじホール

出演
歌:横町 あゆみ、名倉 亜矢子、長尾 譲、春日 保人
オルガネット/プサルテリ:矢野 薫
フィーデル:なかやまはるみ
リコーダー/音楽監督:守谷 敦

料金:
全席自由 前売り 3,500円
全席自由 当日 4,000円

チケット取扱い:
AM音楽事務所 04-2953-1459
東京古典楽器センター 03-3952-5515
北とぴあ1階チケット売場(窓口のみ10:00~19:00)

主催:AM音楽事務所
共催:(財)北区文化振興財団、東京都北区

お問い合わせ:
AM音楽事務所 04-2953-1459

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