国際シンポジウム The Book in Transition

西洋中世学ニュース

平成29年度 慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート創造クラスター
「西洋初期印刷本の書誌学的研究成果を統合する画像付きデータベースの構築」プロジェクト主催
国際シンポジウム「The Book in Transition, the East and the West」のご案内

本プロジェクトではこの度、インキュナブラ(ヨーロッパ初期刊本)研究の世界的権威であるポール・ニーダム博士をお迎えし、東洋と西洋における、中世末期から近世の書物製作と受容に関する国際シンポジウムを開催いたします。ニーダム博士の来塾は、慶應義塾大学にグーテンベルク聖書が収蔵された1996年以来となります。
各国の第一線で活躍する研究者による発表と、フロアーを交えたRoundtable Discussionを通して、東西の書物のあり方や多様な研究アプローチ、今後の研究の可能性について検討します。また会場では、体験型展示”Transition of Book Production”も開催します。シンポジウムの詳細は下記をご参照ください。

皆様のご参加をお待ちしております。

The Book in Transition, the East and the West

ウェブサイト:https://sites.google.com/keio.jp/booktrans/home
日時:2017年12月9日(土)10時45分~18時頃(受付開始 10時)
場所:慶應義塾大学三田キャンパス東館6・7階 G-SEC Lab
参加無料・事前申し込み要:詳しくはウェブサイトをご覧ください。(12月5日までにお願いできますと幸いです)。
言語:英語(一部日本語発表あり。質問、ディスカッション等は日英両方可。)

*以下は現段階での情報です。最新版についてはウェブサイトをご覧ください。

–基調講演–
ポール・ニーダム氏(プリンストン大学・シャイデ図書館研究員)
“The Gutenberg Bible Family: Cousins, Children, and Grandchildren.”
佐々木孝浩氏(慶應義塾大学斯道文庫教授)
“The Early Period of Japanese Books in Moveable Type: Relationships between Manuscript and Print.” 日本の初期活字印刷本について―写本と版本の関係を中心に―

–ケーススタディ発表者–
ウバルド・イアッカリーノ(ナポリ東洋大学)
佐藤龍一郎(東京大学)
ヤーツェク・ソシンスキー(L. & A. Birkenmajer Institute for the History of Science, Polish Academy of Sciences)
ハン・リン(杭州師範大学)
イーチュン・リュウ(ポルト大学/プラハ・カレル大学)
ラファエル・モーレン(ロンドン大学/ウォーバーグ研究所)
雪嶋宏一(早稲田大学)

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