西洋中世学会

Japan Society for Medieval European Studies


2009年7月1日(水)

若手支援セミナー「史資料を読む」を8月に開催します


2009年8月25日(火)26日(水)、学習院大学において若手支援セミナー「史資料を読む」を開催する予定です。

セミナー受付は終了いたしました。参加者の皆様は、セミナー関係の情報をHPにて更新しますので、随時ご参照下さい。詳細はこちら→[概要]

講演・セミナー等事前申込者のみなさま

 開催期日が迫ってまいりました。以下の連絡事項をご確認下さい→→[連絡事項]

7/31までにセミナー登録をしなかったけれど、参加を希望される方

 (別セミナーへの追加参加希望を含む)
以下のことをご了解の上ご参加下さい。→[連絡事項]

追記(2008.10.22.)
懇親会会場について追記しました。

追記1(2008.09.13.)
ワークショップのより詳細な概要を公開しました。それぞれのワークショップの[詳細について] をご参照ください。

追記2(2008.10.14.)
ワークショップのDセッションについて、新しい資料を公開しました(PDFファイル2点)。当日参照する史料原文として提示するものです。このセッションにご参加予定の方は、あらかじめダウンロードし、できれば内容を検討のうえ、当日お持ちいただくようにお願いいたします。なお、お持ちにならない場合も支障はありませんが、事前にこの資料を検討していただくことで、当日のワークショップをより十全に体験していただけるものと存じます。
ワークショップDセッション:配布資料1(藤井)

ワークショップDセッション:配布資料2(赤江)

プログラム[→PDF版]

1日目:13時受付開始

 

1)講演 13時30分から 東館8階ホール
  • 高田康成(東京大学)「Tertium Quid:メディアとしての西洋中世」 14時-15時半
  • 佐藤彰一(名古屋大学)「12世紀ルネサンス論再訪 ―アリストテレス受容をめぐる最近の動向-」 15時45分-17時15分
2)懇親会 18時-20時(多数のお申し込み、ありがとうございました。会場の関係から、申し込みは締め切らせていただきました)

 

場所:「三田82 ALE HOUSE」(港区三田3-4-12 Tel.
03-5439-6482)

会費:4000円

 

2日目:8時30分から受付開始

 

1)ワークショップ「中世学研究の現場に触れる」 東館8階ホール、同4階セミナー室
9時-10時半:
A「書物と読書行為」:

杉崎泰一郎(中央大学。フランス宗教史)、北村直昭(法政大学非常勤講師。書物の歴史)

 読書行為と書物は幅広い分野から注目されているが、とりわけ古書体学など写本学における研究の進展が著しい。今回はこれらの分野での最近の研究を紹介し、読書行為や書物というテーマが中世学諸領域とどのようなつながりをもてるのか意見交換をしたい。
[詳細について]

B「図像学(イコノグラフィー)のその先へ -ロマネスクの美術と建築を“読む”-」:

金沢百枝(國學院大学。ロマネスク美術史)、小倉康之(玉川大学。建築図像学)

 特殊な図像や建築をどう「読む」か。第一部では怪物や動物など、聖書や聖人伝の知識では読み解けないロマネスク美術の「図像」を、第二部では建築そのものが担う意味をクラウトハイマーの論考をもとに考察する。
[詳細について]

10時45分-12時15分:
C「歴史叙述と権力」:

鈴木道也(埼玉大学。フランス史)、有光秀行(東北大学。ブリテン諸島史)

 多様な歴史認識が交錯する中世社会にあって、歴史叙述に携わる知的エリートたちは、どのような意識と方法論をもってそれぞれの史書を組み立てていたのだろうか。歴史家が常に直面する歴史叙述と権力との関係について、13、14世紀フランス王国の年代記における写本間の異同の問題を手がかりに考えてみたい。
[詳細について]

D「写本と刊本のあいだ -説教テクストを読む」:

赤江雄一(中央大学研究員。文化史・宗教史)、藤井香子(大阪学院大学。古英語統語論・写本研究)

 このセッションでは、中世ヨーロッパにおいて、もっとも重要なコミュニケーションの形態に数えられる説教に対して、どのようなアプローチの仕方があるのかを考えたい。具体的には、アングロ・サクソン期の古英語の説教と、14世紀イングランドのラテン語の説教を例にとりつつ、元の写本と、写本から活字化された刊本のあいだに、どのような問題が含まれ、どのような研究につながりうるのかを例示することで、今後の研究の可能性を示したい。
[詳細について]

2)パネル・ディスカッション「Medievalistになること」 14時-16時45分 東館8階ホール

司会:有光秀行、杉崎泰一郎

パネラー(発言順):三浦麻美(中央大学院生。ドイツ宗教史)、松田隆美(慶応義塾大学。イギリス文学)、岩波敦子(慶応義塾大学。ドイツ心性史)、藤井香子、徳橋曜(富山大学。イタリア都市史)、赤江雄一

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