アルバン・ゴティエ博士公開講演会「シャルルマーニュの食卓で」

西洋中世学ニュース

下記の要領で公開講演会を開催します。

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公開講演会「At Charlemagne’s Table: Eating and Drinking in Carolingian Times[カール大帝の食卓で。カロリング期の飲食]」
講演者:アルバン・ゴティエ(Alban Gautier, Associate professor of University of Caen, Normandy)

日時:2017年11月9日(木)18:30-20:00
場所:立教大学池袋キャンパス14号館D602教室
入場無料、事前申込不要、使用言語:英語(原稿配布)

概要:
近年、前近代における食の歴史の研究に関心が高まっている。歴史社会の中に食を置き直し、社会経済的な数値データの再現のみならず、食の機能や象徴的意味を読み取る試みである。とりわけ初期中世という時代においては、同時代の歴史文献や文学作品の検討に加え、考古学による発掘成果に対し動物学・植物学・栄養学などの方法が適用されるようになり、新しいデータを得られつつある。本講演では、カール大帝の時代における貴族層の食生活の実相を、中世の食の歴史の専門家であるゴティエ博士に論じていただく。

講師略歴:
アルバン・ゴティエ:1975年生まれ。リル第三大学で博士号を取得したのち、オパル海岸大学講師をへてカン大学准教授。初期中世史・アングロサクソン史・食の歴史。主著に、Le festin dans l’Angleterre anglo-saxonne, Ve-XIe siècle, Presses Universitaires de Rennes, 2006; Alimentations medievales, Paris:Ellipses, 2009; Asser : Histoire du roi Alfred. Pr.sentation et traduction de Alban Gautier d’apres l’edition de William Henry Stevenson (1904), Paris: Les Belles Lettres, 2013 (Les Classiques de l’Histoire au Moyen Âge, vol. 52); Beowulf au paradis. Figures de bons paiens dans l’Europe du Nord au haut Moyen Âge, Paris: Publications de la Sorbonne, 2017.

主催:立教大学文学部史学科
共催:科研費国際共同研究加速基金(国際共同研究)(課題番号15KK0062;小澤実)
問い合わせ先:小澤実(m-ozawa@rikkyo.ac.jp)

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