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新着情報

第8回大会(6月11/12日、東北大学、川内南キャンパス)のお知らせ

<Web上での参加登録は締め切りました。ありがとうございます>

皆様

 西洋中世学会第8回大会を、6月11日(土)、12日(日)の両日にわたり、東北大学(川内南キャンパス)を会場として開催致します。今大会では、自由論題報告、ポスター・セッション、シンポジウム、特別展示・音楽企画が行われます。ふるってご参加下さい。参加ご希望の方は、本ページ下部の「参加申し込みフォーム」に従って事前にお申し込下さい。5月24日(火)を参加申し込みの締め切りとさせていただきますが、会場準備の都合上、なるべく早くお申し込み下さるようお願い致します。
会場地図とプログラムについては以下をご覧下さい。 また自由論題報告、ポスター・セッション、シンポジウム、特別展示の報告要旨は、以下のとおりHPに掲載しておりますので、参加ご希望の方はプログラム、要旨等を各自でダウンロードしてお持ち下さい。

 

 

→[詳細情報、参加申し込み]

西洋中世学会若手セミナー開催のお知らせ

201603

「西洋中世哲学研究において、なぜ写本を読まないといけないのか」

中世哲学・思想系の写本読解

日時:2016年3月26日 午後
会場:慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎5階 451教室

この度、西洋中世学会・若手セミナーと山内志朗さんが主催されている「バロック・スコラ哲学研究会」とが共催する形で、岩熊幸男・関沢和泉両氏を講師としてお迎えし、中世盛期(主に十二・十三世紀)の哲学・思想系の手稿を読むための入門的なセミナーを開催することになりましたので、ご案内申し上げます。

岩熊幸男さんは、主に九世紀から十二世紀の論理学に関わる写本を渉猟され、その成果をもとに中世論理学・唯名論史研究の分野において研究を主導する役割を長年にわたり果たされてきました。代表的な論文の一つとして、The Cambridge Companion to Abelard に寄稿されたピエール・アベラールの影響史に関する論考があり、また手稿の校訂の方面では、近年でも Archives d’histoire doctrinale et littéraire du Moyen Âge 等で新しく成果を発表されています。関沢和泉さんは、中世の「リベラル・アーツ」を構成していた「文法学」の歴史的研究がご専門で、中世文法学史の代表的な研究者である Irène Rosier-Catach 氏の下で博士論文を執筆され、その後も「音楽」を含む中世の自由七科の伝統を主に研究されています。

中世哲学・思想史研究では、本来写本を読む作業が研究の基本的要素になりますが、本邦では史料入手が困難などの理由のため、既に公刊されている校訂済みのテクストを分析する慣習が続いてきました。しかし、近年欧米の研究機関・文書館がウェブ上に続々と写本のデータを公表し始めたことで、写本に接すること自体は容易になりつつあります。そのような環境の変化を受け、今回のセミナーでは、講師のお二人に、教科書にも記述があるような写本学一般の知識を説明していただくだけではなく、写本の読解作業を通して哲学・思想を歴史的な文脈から理解する必要性について、具体的な事例をもとに講義を行っていただきます。また、個々の研究者・学生等が研究主題・関心に沿って写本を探し出し、データを入手する実践的な方法や手続きなどに関してもご教示いただく予定です。

また、お二人のセミナーに先立って、「バロック・スコラ哲学研究会」単独開催の研究会では、アダム・タカハシさんによる中世の自然哲学に関する研究発表、また本間裕之さんによるドゥンス・スコトゥスの形而上学に関する発表(特に「個体化の原理」の問題についての研究史の整理)も行われます。

セミナー・研究会についての問い合わせ: vocales.index@gmail.com
※ 件名の欄に「写本セミナー」または「バロック・スコラ哲学研究会」等をご記入ください。

第五回 バロック・スコラ哲学研究会
日時:2016年3月26日 13:00-14:45
会場:慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎5階 451教室

  • 13:00-13:45   アダム・タカハシ(ラドバウド大学)「中世自然哲学の形成:アヴェロエスの読者としてのアルベルトゥス・マグヌス」
  • 14:00-14:45  本間 裕之 (東京大学大学院)「ドゥンス・スコトゥス:個体化の原理をめぐる研究の問題圏」

バロック・スコラ哲学研究会 × 西洋中世学会若手セミナー
同日 15:00-18:00 上記会場にて

講師:岩熊幸男+関沢和泉

  • (1)関沢和泉「総論(13世紀の事例を通して)」
  • (2)岩熊幸男「写本と 12 世紀論理学研究(普遍論争を中心に)」
  • (3)岩熊幸男、関沢和泉他「共同討議:中世思想の現場としての写本」

(その他プラクティカルな解説、会場との質疑応答含む)
※ 適宜休憩を入れながら各セクション45分前後で進行の予定です。

講師紹介:
岩熊幸男:前福井県立大学教授。コペンハーゲン大学博士。広範な写本研究に基づく多くのテクストのトランスクリプション・校訂を通じて、中世論理学史の書き換えを長年にわたり主導してきた。代表的論文として、“Vocales, or Early Nominalists,” Traditio, 47 (1992), 37-111; “Influence,” in J. Brower and K. Guilfoy (eds.), The Cambridge Companion to Abelard (Cambridge, 2004), 305-335; “Pseudo-Rabanus super Porphyrium,” Archives d’histoire doctrinale et littéraire du Moyen Âge, 75 (2008), 43-196.

関沢和泉:東日本国際大学東洋思想研究所特任准教授。パリ第7大学博士。13世紀の言語哲学にかかわる領域を写本に基づいて研究している。2004-2007年、12世紀の巨大な文法(註釈)書である Glosulae の周辺を研究する国際研究プロジェクト Projet Glosulae (CNRS) の技術責任者を務める。代表的論文として、Le naturalisme linguistique de Boèce de Dacie: enjeux et discussions、パリ第7大学博士論文、2010年;「Accessus 系テクストは十三世紀の大学の「三つのポリシー」を伝えているか?」『中世思想研究』、2015年、88-99 頁。

2015年度会員年間業績リストを公開しました

2015年度会員年間業績リスト(2015年1月-12月)を公開しました。
 広い意味での西洋中世(古代末期-近世、イスラーム、ユダヤ、中東アジアなども含む)に関する刊行された業績をお知らせいただいたものです(氏名=五十音順)。
なお、リスト作成に際しては、会員の皆様にお手数いただきました。お礼申し上げます。

英文電子ジャーナル『Spicilegium』の創刊について

 英文誌の発刊は、2009年4月1日に呱々の声をあげた西洋中世学会発足当初からの課題でした。しかし邦文雑誌『西洋中世研究』の刊行間もない頃であり、学会の財政的基盤も十分ではなかったこともあり、当面は中期的展望のなかの課題とされたわけですが、3年ほどが経過した時点で、英文誌刊行の財源の手当は別途考えることにして、とりあえず刊行のための検討をおこなうことで第7回常任委員会の議論がまとまり、私佐藤が座長に指名され、「西洋中世学会英誌ワーキング・グループ」が組織されました。メンバーは朝治啓三、高山博、松田隆美、山内志朗、小林宜子、金沢百枝の諸氏に佐藤を加えた7名です。このメンバーの構成は第8回常任委員会で承認されました。
 第1回の会議は2012年3月12日に神田、学士会館会議室で開催されました。この会議で、1)国際的に高く位置付けられる雑誌を目指すこと、2) 紙媒体ではなく電子出版の形式をとる、という2点の基本姿勢が決定されました。1)については、当面は会員密着型の、海外雑誌への投稿訓練のための雑誌という選択肢もありえましたが、ファースト・クラスの“leading journal”を目指すということで意見が一致しました。2)については予算の面もさることながら、世界の趨勢は電子媒体に移ってきており、雑誌の場合は書物に比較して、電子媒体のメリットが大きいことなどが理由です。
 その後やや時間をおいて2014年9月19日に第2回の会議が学士会館会議室で開催されました。この間に英文電子ジャーナル刊行を目的にする松木伸男氏からの100万円の寄付が寄せられ、議論は具体性を増しました。
 第3回会議が2015年2月11日に学士会館会議室で開かれ、1)論文審査と編集体制、2)電子化担当事業者選定、3)英文誌の名称などが議論されました。なおこの会から、菊地重仁氏に新たにワーキング・グループに加わってもらいました。その後2回の会議を経てワーキング・グループ案として、雑誌名を『Spicilegium』とすること、創刊号は2017年秋とすること、審査・編集委員は海外のメンバーを含め3年(3号)で「半舷上陸」の形式で交代すること、などが決められました。募集期間を考慮するならば、早急に実務的な検討に入る必要があるところから、現在のWGをそのまま「英文誌刊行準備ワーキング・グループ」として、引き続き刊行の準備に関する諸問題を検討することが決まりました。
 第1回英文誌刊行準備ワーキング・グループの会議は、2015年7月13日に学士会館会議室で開かれ、金沢百枝さんの紹介で新進気鋭のブック・デザイナー長田年伸氏をまじえて、デザインや運用の技術的な問題を検討しました。
 その後、2回の会議を経て、長田さんの試作品を検討し、細部についての技術的調整を行い、本年2月上旬に『Spicilegium: E-Journal of the Japan Society for Medieval European Studies』準備バージョンとして公開いたした次第です。

 会員の皆様のご投稿をお待ちいたしています。その折りには、ご原稿は事前にネイティヴチェックを御済ませ戴きますようお願いいたします。
また必要に応じて、審査・編集委員会のほうから会員の皆様にご投稿をお願いすることがあるかもしれませんが、その節は宜しくお願いいたします。

        

英文誌刊行準備ワーキング・グループ座長 佐藤彰一

 

2016年度 第8回西洋中世学会大会 自由論題報告受付のご案内

西洋中世学会会員の皆様

 西洋中世学会第8回大会(東北大学・川内キャンパス:2016年6月11日・12日開催予定)の自由論題報告の申し込みを受け付けます。幅広い年齢層からの応募を期待します。受付は本年本年12月10日(木)を締め切りとします。「第8回大会自由論題報告申込フォーマット」に必要事項を記入してお申し込み下さい。

報告者数 4人程度
報告時間 1人30分 質疑応答15分

第8回大会自由論題報告申込フォーマット
フォーマットの送り先 office.jsmes@gmail.com

 なお希望者多数の場合は大会準備委員により、応募内容にしたがって審査を行います。審査の結果、場合によってはご希望にそえないこともありますので、ご承知おき下さい。また業績、報告要旨等は審査の際に参照しますので、正確に記入して下さい。
 また第8回大会ではポスター報告が行われ、こちらへの参加も募集しております(募集ページ)。同一の方が自由論題報告とポスター報告の両方に申し込むことは可能ですが、審査の結果あるいは会場の都合により、どちらか一方にしていただくこともあります。あらかじめご了承ください。

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