西洋中世学会

Japan Society for Medieval European Studies


2011年1月14日(金)

2010年度 若手支援セミナーのお知らせ


西洋中世学会は、下記の内容で2010年度の若手支援セミナーを開催いたします。奮ってご参加いただくようお願い申し上げます(どなたでも参加できます)。

参加を希望される方は、このページ下部の参加申し込みフォームより登録していただくようお願い致します。

趣旨説明

西洋中世学を専攻する若手研究者が海外の「文書館」を利用することは、もはや珍しくはなくなりました。手稿史料の分析にもとづくオリジナリティあふれる研究が増えることは、誠に喜ばしいことです。しかしながら、文書館を利用するための基本的な情報は国内では依然として入手しづらく、多くの院生や若手研究者は自己流で学ばざるを得ない現状にあるといえます。

そこで、本セミナーでは西洋中世を専攻する若手の情報共有を目指して、文書館をめぐる様々な問題に取り組みたいと思います。講演や文書館を積極的に活用している研究者の報告、そして参加者全員で話し合われるラウンドテーブルが行われます。これから文書館を使って研究をしたいと思っている大学院生・学部生の方は、ぜひともお越しください。

プログラム

  • 講演
    • 岡崎敦「文書館で中世について研究すること」
  • 報告
    • 佐々井真知「中世ロンドン史研究における史料と文書館」
    • 山本成生「電子書籍時代の文書館活用術―フランスの県立文書館を念頭に」
    • 大貫俊夫「独仏国境地域研究と文書館」
    • 中谷惣「イタリアの文書館で史料を読む―文字の解読からデータ整理まで」
  • ラウンドテーブル
  • 懇親会

注記1:参加費は無料ですが、資料代・懇親会費を若干徴収する場合があります。

注記2:本セミナーは「田尻記念若手支援基金」の助成を受けて運営されております。同基金は、2007年に逝去された故田尻雅士・大阪外国語大学助教授のご遺志をご遺族が汲まれ、若手研究者支援のために行った寄付に基づき設立されたものです。

2010年度若手セミナー「文書館で西洋中世研究」
日時:2011年3月4日(金)13:00-18:00
場所:東京大学駒場キャンパス
報告:岡崎敦、大貫俊夫、佐々井真知、中谷惣、山本成生
参加費:無料(資料代・懇親会費は別途徴収します)
備考:西洋中世学会の会員でなくても参加できます。

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