マウロ・カルボーニ氏講演会

西洋中世学ニュース

関西中世史研究会1月例会のご案内

1月例会につきましては、関西イタリア史研究会の後援により、以下の講演会を開催することになりました。
今回は例外的に2/2(日)の開催となりますが、多くの会員のみなさまのご参加をお
待ちしております。

      記

日時 2月2日(日) 14時~17時
場所 京都大学文学部 新館2階 第6講義室
発表 Mauro Carboni 氏(ボローニャ大学)
    “The shaping of regulated credit systems in Renaissance Italy”

※当日、講演は英語で行い、討論は英語とイタリア語で行います。
  希望者には講演原稿を事前にお送りする予定ですので、(大黒ooguro@lit.osaka-cu.ac.jp)までご一報ください。

Carboniさんは現在ボローニャ大経済学部の講師でモンテ・ディ・ピエタを中心にイタリア中・近世の金融史がご専門です。
 今回の講演では中世から近世初頭にかけて、イタリア諸都市における金融制度が形成され変容していくプロセスを概観します。我が国でもメディチ銀行、ユダヤ人金融、モンテ・ディ・ピエタ等については比較的知られていますが、それらの展開はおおむね15世紀で終わったようにみられています。しかし今回の講演では、こうした諸制度が16世紀に大きく変容し近代的な金融機関に生まれ変わる過程に主眼がおかれます。

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