2021年度若手セミナー「頭と舌で味わう中世の食文化:レクチャー編」

学会情報

 

・日時:2022年2月5日(土)13:00-17:00

 13:00-13:10 趣旨説明

 13:10-15:10 レクチャー(YouTube Live)

 15:10-15:30 休憩

 15:30-17:00 ディスカッション(Zoom)

 

・開催方法:オンライン

YouTube「JSMES西洋中世学会」チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCACWZOgy0SWd1sLlTZ0VWaA

 

レクチャーについてはYouTube Liveで配信予定です。ディスカッションについては双方向性を高めるためにZoomミーティングで開催します。

YouTubeについては事前登録なしで視聴可能です。ライブ終了後にアーカイブを公開予定ですが、公開までに時間が掛かる、もしくはトラブルにより公開できない可能性もあります。できるかぎりリアルタイムでご視聴ください。

ZoomのURLはメールでお知らせしますので、ディスカッションへの参加をご希望の方は以下の事前登録からお申し込みください。参加費は無料です。

 

・事前登録(2022年2月3日 13:00まで)

https://forms.gle/aAh6y3MvcmMjVzPAA

 

ポスター

 

【開催趣旨】

今回の若手セミナーは中世ヨーロッパの食や食習慣が実際にどのようなものだったのか、現在との違いはどこにあるのかを理解し、体験することを目的として、2020年度に企画されました。本来はレクチャーの後に中世料理の実食をおこなう予定でしたが、感染症の拡大により延期となり、2021年度も引き続き飲食をともなうイベントの開催は難しい状況にあります。そのため、今回は「レクチャー編」として、レクチャーと参加者を交えたディスカッションのみをオンラインで開催します。実食については状況が改善し次第、あらためて実施いたします。

ドイツ、北欧、イタリアに焦点を当てた3本のレクチャーは、とくに料理が食べられていた地域や時期、身分・社会階層や聖/俗による食の違いに注目し、中世ヨーロッパの食の多様性を示すことをめざしています。現在とは異なる物質的・精神的条件の下で消費された食を通して、中世社会への理解を深める機会となれば幸いです。

 

【レクチャー】

有信真美菜(アリノブ マミナ)氏(東京大学(兼任))

「中世ドイツ語圏の食文化––宮廷社会を中心に––」

今まで日本ではあまり紹介されてこなかった中世ドイツ語圏の食文化について、既にある豊富な研究と、当時の上流社会の人々が食べていた物について多様な資料/史料(文学作品、絵画、料理本等)を用いて具体的に紹介します。

成川岳大(ナリカワ タカヒロ)氏(立教大学(兼任))

「ごみとトイレ、非文字資料から再構成する中世北西ヨーロッパ人の食生活」

主として21世紀以降数多く発表されている都市考古学や動物考古学などの新たな研究成果を活用しつつ、北海やバルト海一円の北西ヨーロッパの人々が中世に食べていた食材や、それがどのような形で痕跡に残っているかを紹介します。

城戸照子(キド テルコ)氏(大分大学)

「中世イタリア半島の食文化––トルタが食べたい…―」

中世イタリアでは、政治的枠組み、地域性、社会階層、都市と農村、信仰など、種々の要因による多様な食文化がありました。ここでは「かまど」で作るご馳走のトルタに注目し、グルメと調理場と都市構造を検討します。

 

主催:西洋中世学会若手セミナー実行委員会
お問い合わせ先:実行委員長 松本涼 matumoto [at] fpu.ac.jp

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